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不動産を高く売る方法を”ChatGPT”に聞いてみた結果…

昨今、話題の「ChatGPT」。日々進化が止まりません。ChatGPTがリリースされた時に「不動産を高く売る方法」について尋ねてみましたが「正直、使えるものはない」という状態でした。

それから半年以上経過し、再度「不動産を高く売る方法」について尋ねてみたところ、それらしい回答が出てきました(ver:3.5です)。

そこで、ChatGPTによる回答と、実務20年以上の不動産売却コンサルタントからの見解や補足をおこないたいと思います。

目次

不動産売却「準備」編

不動産売却で準備しておくべきこと

売却プロセス中に発生する可能性のある法的、財務的な問題を事前に解決しておくことで、売却プロセスがスムーズに進みます。必要な書類や証明書の準備、物件の権利関係のクリアなどが含まれます。

解説と補足

不動産を売りに出す前に、そもそも「不動産が売れるのか?」を確認する必要があります。それを知らないまま売却査定を依頼しても無駄骨に終わります。

ケースとして例えば、権利関係が複雑で売れないケースや、法的な問題、財務的な問題で売却できないケースがあります。そのような場合、いくら買手がついても取引がおこなえません。従って、まずは売りに出せる準備をしておく必要があるでしょう。

不動産市場は地域によって大きく異なります。自分の不動産があるエリアの市場動向を理解し、売り出し時期を選定することが重要です。売り手市場(需要が供給を上回っている状況)の時期に売却すると、より高い価格で売却できる可能性があります。

解説と補足

不動産市場は地域だけでなく時期によっても需給バランスは変わります。しかし、いくら需要期であっても売れるとは限りません。なぜなら不動産は個性が強い商品だからです。

従って、不動産市場全体を俯瞰する必要はありますが、何より個々の不動産の魅力を引き出し、買手の「欲しい」を高めるアプローチが必要です。つまり個々の不動産の需給バランスを考えることが最も重要です。

不動産の価値を正確に評価することは、適切な売出価格を設定する上で不可欠です。過大評価も過小評価も避け、市場価値に即した適正価格を設定しましょう。

解説と補足

不動産は定価というものがありません。ですから、相場等を参考にすることが一般的です。しかし相場がその価格だからと言って、あなたの不動産がその価格で売れるとは限りません。その逆も然りです。

より高く売却するためには、机上査定ではなく、訪問査定による詳細調査が必要になります。

売却前に、目立つ瑕疵や修繕が必要な箇所を修理することで、物件の価値を高めることができます。重要な改修を行うことで、購入希望者にとって魅力的なポイントになり得ます。

解説と補足

瑕疵や劣化、故障などは、買手が最も購入をためらう項目の1つです。

できれば事前にインスペクション(詳細調査)をおこない、状態を把握したうえで、適査、修繕や改修をおこなうことが望ましいでしょう。

しかし、物件によっては不必要なケースもありますので、不動産売却のプロと相談しながら行いましょう。

市場分析をもとに、競争力のある価格を設定します。適正価格での出発点を設定することで、より多くの購入希望者を惹きつけ、最終的には望む価格に近づける可能性が高まります。

解説と補足

適正価格を設定することは、より早く売却するために重要な戦略です。しかし何を持って適正価格と言えるのかは不透明な部分もあります。

また、競争力のある価格設定は、すなわちライバル物件より低めの価格設定を指すことが多く、安く売却してしまう可能性も否めません。

価格競争力も大切ですが、まずは物件の魅力を伝え、物件の魅力て競争することにフォーカスすべきです。

市場の状況や反応に応じて販売戦略を柔軟に調整します。例えば、反応が鈍い場合は価格調整やマーケティング戦略の見直しなどを行います。

これらの戦略を適切に実施することで、不動産を高く、かつスムーズに売却することが可能になります。自分の状況に合わせて、最適な戦略を選びましょう。

解説と補足

販売活動をおこなう前に、販売戦略を練っておくことは、より高く売却するために、そして無駄な損失を避けるために必要です。

たとえばエフティマ不動産では、ターゲット設定や媒体、売り方やタイミングなど「5W2H」戦略を駆使し、より好条件での売却を追求しています。

アナタの不動産もっと高く売れる

不動産売却「販売活動」編

物件が最も魅力的に映るターゲット層を特定し、その層に合わせたマーケティング戦略を立てます。例えば、若い家族向けの住宅であれば、近隣の学校や子育て環境を強調するなどが有効です。

解説と補足

適切なターゲットを特定することも大切です。もっとも価値を感じてくれるターゲットは誰か?もっとも高値で売れるターゲットは?これらを模索しながら、ターゲットが魅力を感じてくれるようアプローチをおこないましょう。

物件が持つ独自の特徴や魅力を強調することで、他の物件との差別化を図ります。例えば、エコフレンドリーな設備、特別な建築スタイル、歴史的価値など、物件のユニークなポイントを前面に出すことが重要です。

また、物件の特徴や魅力を的確に伝えるリスティングを作成します。物件の詳細情報、周辺環境、利便性など、購入希望者が知りたい情報を包括的に提供します。

解説と補足

物件の魅力や、その物件を支える周辺環境など、アピールできるポイントを前面に伝えることこそ、より高値で売却できる秘訣です。しかし実際は、物件の魅力を最大限アピールしようとする不動産会社はあまり多くありません。

オンラインリスティング、ソーシャルメディア、不動産ポータルサイトなど、複数のチャネルを利用して物件情報を広めることが重要です。

解説と補足

物件の存在を周知させるアプローチは、広告宣伝よりレインズの活用を強く勧めています。なぜなら、レインズは全国の宅建業者を通じて、売りと買いをマッチングさせることができる媒体だからです。

レインズを通すと不動産業者の儲けが大きく減ってしまうため、活用したがらない不動産業者がほとんどですが、エフティマ不動産ではレインズを最大限活用しています。なぜならレインズこそ日本一の集客媒体だと呼ばれるのだけの理由があるからです。

物件の魅力を最大限に引き出すプロフェッショナルな写真やビデオを利用します。必要に応じてプロの写真家に依頼することも有効です。購入希望者が最初に接するのは、オンラインのリスティングの写真やビデオであることが多いため、良い第一印象を与えることが重要です。

解説と補足

少し日本語が怪しくなってきました笑。ですが意味が通じるはずです。

人間は五感で価値を判断します。そのうちの「見る」は特に重要です。写真や動画を美しく撮影することで、買手の期待値を高めます。しかしあまり大げさにすると、期待値と現実がかけ離れて逆効果になるケースもあるので調整が必要です。

物件を魅力的に見せるために、家具の配置や小さな修繕を行うことで、より多くの購入希望者の興味を引き、価格交渉で有利になることがあります。

専門の不動産業者に依頼する:経験豊富な不動産業者を選ぶことで、市場分析、価格設定、マーケティング戦略、交渉プロセスなど、売却プロセス全体を専門的にサポートしてもらえます。

解説と補足

ホームステージングというサービスがあるほど、室内の演出は買手の欲求度を高めます。とは言え、ホームステージングは空家である必要がありますし、有料です。

居住中の方は、室内の整理整頓をおこない、クリーニングで清潔感を保ち、リラックスできる香りや音楽をかけ、ムーディーな照明を心がけるだけでも印象が変わります。

物件を直接見てもらう機会を設けることで、購入希望者の関心を引き上げることができます。オープンハウスを成功させるには、事前の宣伝や、当日のプレゼンテーションが重要です。

解説と補足

不動産を売却するためには、物件の内覧会は欠かせません。そして、ただ見学してもらうのと、ちょっとした仕掛けをおこなうのとでは、買手の印象も変わります。

エフティマ不動産では、より魅力的に感じる「仕掛け」を売主様におこなって頂いております。

特に遠方に住む購入希望者に対して、バーチャルツアーは物件を魅力的に紹介する有効な手段です。360度カメラを使ったバーチャルツアーは、物件の雰囲気をよりリアルに伝えることができます。

解説と補足

最近は360度カメラを活用し、WEB上でバーチャルツアーをおこなっている不動産会社も増えてきました。物件の魅力を伝えるためには有効な手段の1つです。

不動産売却「交渉」編

市場分析を徹底的に行い、自分の物件の価値を正確に理解しておくことが重要です。これにより、購入希望者からのオファーが妥当かどうか判断できます。

解説と補足

ある大手不動産会社の営業マンによれば「取引の10件のうち8件は価格交渉をおこなっている」と言うくらい、価格交渉は頻繁におこなわれています。

エフティマ不動産では「無駄で無意味な交渉には乗らない」というスタンスを掲げていますが、全く応じないのもリスクがあります。ですからどこまでなら許容できるかを事前に把握しておくのが望ましいでしょう。

購入希望者のニーズや懸念事項を理解するためには、しっかりと聞くことが重要です。交渉の際には、彼らの要求を理解し、それに対して柔軟に対応することで、より良い結果を得ることができます。

解説と補足

これはどちからと言えば不動産会社に必要なスキルです。

交渉はビジネスです。感情的にならず、客観的かつ冷静に対応することが重要です。感情的な反応は交渉を難航させる原因となり得ます。

解説と補足

人間は感情的になると冷静な判断が下せません。感情を煽ってくる交渉人もいますが、その感情に絆されることなく、事前に「このようなケースはこうする」という決まりごとを持っておくと良いでしょう。

最悪なのは、売却を担当している営業マンが感情を煽ってくることです。なぜなら彼らは契約してナンボの世界だからです。もし担当営業マンが「今、交渉を受け入れないと次はない」などと強く不安を煽ってくるようなら、それは怪しいかもしれません。

購入希望者からのオファーに対して柔軟に対応し、必要に応じて価格交渉を行うことが重要です。また、引き渡し条件など、購入希望者のニーズに合わせた柔軟な対応が契約成立に繋がることがあります。

価格だけでなく、引き渡しのタイミング、修繕費用の負担、家具の取り扱いなど、交渉の余地は多岐にわたります。柔軟な姿勢を持ち、トータルで最も良い条件を目指します。

解説と補足

最低限受け入れられる条件(価格、条件など)を自分自身で決めておくことが重要です。これにより、交渉中に感情に流されることなく、決断を下すことができます。たとえば「価格はここまでなら許容できる」「この修繕は負担できる」などです。

また、相手の交渉を無条件ですべて受け入れるのではなく、こちらの要望も受け入れてもらえるよう、交渉すべきです。交渉とは勝ち負けではありません。

不動産売却「取引」編

物件の状態について、正直かつ透明性を持って伝えることが重要です。隠ぺいや虚偽の申告は、後にトラブルの原因となる可能性があります。

解説と補足

これは「ごもっとも」です。今は昔と異なり、たとえ中古物件であっても「売ったらあとは知らない」は通用しません。たとえ売主側が個人であっても、値段をつけて売却する以上は、説明責任があります。

とくに「それを知っていたら買わなかった」という情報は必ず伝えるべきです。

これらの説明責任は宅建業者ではなく売主側にあります。宅建業者は売主では説明しきれない部分を説明する履行補助者に過ぎませんので注意が必要です。

契約を結ぶ前に、契約内容を詳細に確認し、不明点や疑問点はすべて解消しておきましょう。不動産の売買は複雑であり、法律的な側面も含まれます。

必要に応じて、不動産業者や弁護士などの専門家の意見を求めることで、不利な条件で契約を結ぶことを避けることができます。

解説と補足

契約書は不動産会社側が作成します。ですが契約内容をよく理解しておかないと、売主側の責任負担が重い契約になっていた…ということもあります。

エフティマ不動産では「売却エージェント制」を採用しているので、売主側の一方的な不利になるような契約はさせませんが、不明な点があれば必ず聞いて理解するようにしましょう。

まとめ

不動産広告の不都合な真実まとめ

現在、さまざまなAIがリリースされています。いろんなものを確かめていますが、今のところ「ChatGPT」が最も優秀な回答をしているように思いました。

私自身「言われてみればそうだな」と再認識する部分もあり、大変勉強になりました。今回の件を活かして、さらに不動産売却サポートに尽力したいと思います。

  • 公認不動産コンサルティングマスターによる売却サポートが受けられます。
※ご依頼者様のサポートに専念する都合上、サポート数を限定しております。予めご了承ください。
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